3連単の配当には大きな幅がある。鉄板決着の¥800から、大万舟の¥100,000超まで。同じ100円の投票でも、当たった時の払戻は100倍以上違うことがある。
「平均¥7,000」という数字を聞いただけでは、この振れ幅は見えてこない。直近1年の自社集計で、3連単の配当が実際にどう分布しているかを整理する。
平均と中央値は別の数字
直近1年(=2025-2026)の自社集計、54,233レースでの3連単配当は次の通り。
- 平均配当:¥7,174
- 中央値:¥2,550
- 最小:¥100(=1-2-3が1番人気のレースで時々出る)
- 最大:¥390万円超(=過去1年の最高記録)
平均と中央値が大きく離れているのは、たまに出る大万舟が全体の平均を引き上げているため。「平均¥7,000」を期待して買うよりも、「半数のレースは¥2,500前後で決まり、6回に1回は¥10,000超」と捉えた方が実態に近い。
配当帯別の出現率
3連単の払戻を金額帯ごとに分けると、次のような分布になる(=直近1年・54,233レース)。
- 鉄板帯(=¥1,000未満):18.7%(=約5回に1回)
- 中堅帯(=¥1,000-¥10,000):64.6%(=約3回に2回)
- 万舟帯(=¥10,000-¥100,000):16.1%(=約6回に1回)
- 大万舟帯(=¥100,000超):0.54%(=約200回に1回)
中堅帯が3分の2を占めるが、約5回に1回は¥1,000を切る「お小遣い」決着、約6回に1回は¥10,000超の「ご褒美」決着がやってくる。1日12レースを賭ければ、平均的に2回は万舟級の払戻に出会う計算。
鉄板と万舟、どう選ぶか
配当の幅は買い方の選び方に直結する。
鉄板帯(=¥1,000未満)は1-2-3、1-2-4、1-3-2のような「本命寄りの組み合わせ」が決まった時に出やすい。1コース1着率が60%超の徳山・大村・下関では、1号艇軸の本線狙いが鉄板帯にハマる頻度が高い。「3回に2回当てる」体験を優先する人向け。
万舟帯(=¥10,000-¥100,000)は外艇1着、まくり差し、5-6コースが絡んだ決着で出る。桐生・戸田・平和島のような「外艇が来る場」で、外艇含みの3艇ボックスや軸固定流しを試すと出会いやすい。「当たった時の払戻が重い」体験を優先する人向け。
大万舟帯(=¥100,000超)は事前に狙うのが難しいレア決着。たまに出会えれば「お年玉」レベル、出会えなくても普段の戦略は変わらない、という付き合い方が自然。
「平均」より「分布」で考える
控除率25%の仕組み上、3連単の払戻は全投票額の75%が配当として配られる。同じ75%でも、配り方は「全員に薄く」ではなく「当たった人に厚く」。1点的中で平均¥7,174、万舟級なら数万円が一度に戻ってくる。
これは「平均的に賭ければ75%ずつ戻る」と捉えるよりも、「ハズレが続いた後にドンと戻ってくる場面が混ざる」と捉えた方が、競艇の体感に近い。20レース連続でハズレた後、1レース当たって¥30,000返ってくる、というのが3連単の付き合い方になる。
まとめ
3連単の配当は、平均¥7,174・中央値¥2,550・万舟率16.7%。鉄板からも万舟からも、買い方次第で出会える幅広い舟券。
「今日は鉄板を当てに行く」「今日は外艇から万舟を狙う」と、レースの読みに合わせて買い方を切り替えるのが、3連単の楽しみ方の入口になる。
出典:ボートナビ自社集計(=2025-2026年の直近365日、24場合計54,233レース)。集計はboatrace.jp公式の日次結果データを基に算出。

